2022年11月21日 [休業について]
美味いものは路地裏にあり
飲食の世界に「美味いものは路地裏にあり」という言葉があります。
多くの目に留まる表通りの店は、一見の観光客から、近くの住人までいろいろな人が入ってくるので、ターゲットを広く持たざるを得ません。
目立つ場所にあるお店は家賃も高いので、多くのお客さんに来てもらう商売でないと成り立ちにくいという事情もあります。
その結果、単純化していえば、表通りは「美味いもの」よりも「不味くないもの」を提供するビジネスに向いています。
一方、少し裏道に入った場所にのれんを上げるお店には、わざわざ目指してくる人しかたどり着けません。
「分かる」客だけを相手にしたいなら、表通りよりも裏通りの方がよさそうです。
知る人ぞ知る名店は、路地裏にしか存在しえないといえるそうです。
インターネットの時代で、ネットを通じた集客にはこの原則は、あてはまりにくいですが、リピーターがお店存続の重要要因であることを
考えると、やはり、その店の良さが分かり、ファンになってくれるためにできることを考える方が、長続きする繁盛店になりそうです。