飲食店の火災保険を選ぶときのポイントは?
これまで約20年間いろいろな飲食店を回って修行を積んで、ついに念願であった自分のお店が持てるまでになりました。 昨年同じお店で働いていた人と結婚して一家の主となったことが、自分の夢を後押ししてくれました。 今までも独立しようと考えたことは何度かありましたが、そのためには銀行などからお金を借りなければいけなくて、なかなか踏ん切りをつけられませんでした。 しかし、約20年間修業に時間を費やして、安月給ではありましたが無駄遣いをしてこなかったことから、無借金で自分でのお店が持てることになりました。 ある程度の貯えはあるとはいえ、お店の運営が上手くいかないときのことも考えて借金をしようとも思いましたが、妻が自分もそれなりの貯金があるから万一のときはそれを使えば良いといってくれて、妻もお店が起動に乗るまではホールスタッフとして手伝ってくれることになったので、無借金でのスタートが切れることになりました。 現在開店に向けていろいろ準備中なのですが、保険について質問があります。ズバリ飲食店を経営するのに必要な保険と、保険を選ぶときのポイントを教えてください。 |
店舗に関する保険は主に火災保険と店舗保険です
店舗に関する保険は、大きく分けると火災保険と店舗保険の2つです。 火災保険は、その名前の通りに火災や自然災害による被害に備える保険です。 店舗保険は、災害の損害リスクに加えて、休業や賠償リスクに備える保険です。たとえば、食中毒を出してしまい休業を余儀なくされた場合や、店内で何らかの事故が起きたときなどに備えるものです。 保険を選ぶときのポイントは、数多くある商品の内容を確認することです。 店舗保険といってもその種類は豊富で、どこまでカバーできるかも異なります。 店主としては授業員やアルバイトの怪我などに対する補償についてもしっかり考えておく必要があり、保険やその内容によって掛け金も異なるので、経営者としても慎重に保険を選択しなくてはいけません。 もしも店舗を持って商売するのであれば、施設賠償責任保険にも加入した方が良いです。 火災保険にはいろいろなオプションをつけることができるので、その点もしっかり考えなくてはいけません。 また、火災保険でも店舗保険でも、どのような環境下で営業するかによって、加入すべき保険内容も異なってきます。 たとえば治安があまり良くない地域の場合は盗難に手厚く備えたり、大通りに面しているなら交通事故に備えたりするなどです。 |